ピューキーゴッデスショットトリックのクレジットは1画面で読み切れるほど短く、そこから分かるのは、これが監督のゲームであり、その中心にイラストレーターがいるということだ。

中核チーム

役割クレジット
プロデューサー兼ディレクターWHO YOU (Fuyuki Hayashi, 林 風肖)
アートディレクター、キャラクターデザイン、アニメーションodyk
リードゲームデザイナー徳岡正肇(Masatoshi Tokuoka)
プログラマーoyatsu, okazu
3D環境tiri, temi
背景美術amebiyori
GUIデザインKaoru Ito
ロゴデザインHiroto Sugawara (femt)
主題歌・BGMAiobahn +81
ボイスななひら(Nanahira)

10項目に12名。15言語、アニメーション付きの2.5D表現、日本語フルボイスを備えたゲームとしては小さい。これは製品の形をよく説明してくれる。1人のイラストレーターがキャラクターデザインとアニメーションの両方を担うということは、視覚的なアイデンティティ全体が1人の線でできているということだ。

WHO YOU

林 風肖がWHO YOUとして率い、プロデューサー兼ディレクターとしてクレジットされ、この秋のスタジオの3本の発表すべてに名前を連ねている。発表は彼の声で一人称で書かれていて、ストア前面としては珍しく、コミュニケーション戦略のどれだけが1人に載っているかが分かる。

WHO YOUが開発側だ。残りを担うのは東京のパブリッシャー、Alliance Artsで、その過去作を知っておくと、このゲームが誰に向いているかが見えてくる。

Alliance Arts

パブリッシャーの実績には Touhou Koumakyou: New Classic – the Embodiment of Scarlet Devil、The Great Villainess: Strategy of Lily、Touhou Danmaku Kagura Phantasia Lost、そして直近の Yunyun Syndrome!? Rhythm Psychosis が並ぶ。

明確な傾向だ。東方Projectの周辺、アニメ調、音楽重視、そして少しどころかかなり常軌を逸したキャラクターを許容する。あなたを愛するあまり殺せる悪魔のゲームは、その並びに継ぎ目なく収まる。

つながりは飾りではない。Yunyun Syndrome!? からこのゲームに来たプレイヤーが中核の観客であり、クロスオーバーの販促は逆方向にも走った。このゲームが発表されたTriple-iのイベントでは、あちらが値引きされていた。

odyk

アートディレクター、キャラクターデザイナー、アニメーターを1つのクレジットで担う。ファム・スールの印象を決めているもの——角、ピンクの髪の白いメッシュ、揃わない瞳、ハイカラーのシャツの上に重ねたコルセット——はすべてその線から来ている。

映像のアニメーション量が証拠だ。得意げ、退屈、激怒、崩れ落ちた姿まで、口だけ差し替えるのではなくそれぞれ別のポーズを持つ表情一式がある。それをひとりでやるのは予算をどこに置くかの判断で、その予算はゲーム全体を通して画面にいる1人のキャラクターに注がれた。

ななひら

ファム・スールの声であり、ゲームで唯一の声でもある。フルオーディオの言語は日本語だけで、これは10月の言語対応の発表でスタジオが明言している。その月に12言語がインターフェースと字幕に追加され、ボイスはその中に入っていなかった。

つまりななひらの演技が、このゲームの声の人物造形のすべてになる。どの言語でも彼女を聴くのではなく読むことになり、敵役が会話の大半を占めるタイトルではそれは実際に大きな違いだ。

主題歌

DEMON'S SHOT が主題歌だ。

クレジット名前
作曲Aiobahn +81
編曲Aiobahn +81
作詞DEMONDICE
歌唱DEMONDICE

DEMONDICEは日本で活動するアメリカ人ラッパーのプロジェクトで、この選択は偶然ではない。曲はAiobahnのプロダクションに乗せたラップで、舞台は悪魔がバーごしに人間に言い寄るゲームだ。プロジェクト全体で最も露骨なキャスティングであり、おそらく最も効果的でもある。

Aiobahn +81はスコアも担当している。つまり同じプロデューサーが、バーの環境音楽とトレーラーで流れる曲の両方に責任を持つ。その一貫性があるから、このゲームの音のアイデンティティは、サウンドトラックにライセンス曲を1曲載せたものではなく、ひとつのものとして響く。

音が担うもの

全編を通して1つの部屋が舞台のゲームには、大きな制作にはない問題がある。何かが変わったことを示す景色の変化がないのだ。盛り上がりは音楽と声が自力で運ぶしかない。

BGMのクレジットが主題歌のクレジットと同じくらい重要なのはそのためだ。Aiobahn +81が両方を担うので、バーの環境ループと主題歌は同じ手から出て、旋律のアイデアを共有できる。ゲームを「どんどん音が大きくなる一夜」と位置づけるスタジオの説明は、サウンドトラックについての声明でもある。静かな部屋から、悪魔が叫ぶのにふさわしい音まで行けなければならない。

残りはななひらの演技が担う。字幕15言語に声は1トラックなので、彼女の語りは一言も分からないプレイヤーに温度を伝えなければならない。観客の全員が話す言語でキャラクターを演じるより難しい仕事で、英語で読む人でも日本語音声で遊ぶべきなのはそのためだ。

クレジットから分かること

この規模のチームからは3つのことが導ける。

環境は描かれているのであって、シミュレートされていない。 3D環境には2名がクレジットされている。数種類の照明状態を持つ1つのバーには足りるが、世界には足りない。

文章は監督のものだ。 プロデューサーとディレクターに同じ名前があり、物語のクレジットが別にない。だから温度——本気で親切のつもりでいる悪魔——は1人の感性から来ている。

アートが製品だ。 1人のイラストレーターがデザインとアニメーションを担うということは、視覚的アイデンティティを安いものに差し替えられないということだ。このゲームがこのゲームに見える理由はそこにある。

クレジットについてよく聞かれること

ピューキーゴッデスショットトリックを作ったのはどこか?

WHO YOUで、林 風肖が率いている。パブリッシャーはAlliance Arts。Steamの表記では両方の名前がデベロッパーとして並ぶ。

作画は誰か?

odyk。アートディレクター、キャラクターデザイナー、アニメーターとしてクレジットされている。

主題歌を歌っているのは誰か?

DEMONDICEがDEMON'S SHOTを歌い、作詞もDEMONDICE、作曲と編曲はAiobahn +81が担当している。

ファム・スールの声は誰か?

ななひら。フルボイスがあるのは日本語だけだ。

パブリッシャーは他に何を作っているのか?

Alliance Artsは東方Project関連のタイトルをいくつか出していて、直近はYunyun Syndrome!? Rhythm Psychosis。開発ではなく、東京のパブリッシャーだ。