ピューキーゴッデスショットトリックの中心にあるのは、ショットグラスで遊ぶロシアンルーレットだ。まず押さえておきたいのは、ルーレットそのものが面白い部分ではないということ。面白いのは、そこに居続けるために何を払うのかという点にある。
毎ラウンド、3本のボトルが並ぶ。ボトルには読める数字と、読めない中身がある。ひとつを選んで飲むと、その一杯が自分の側の盤面に何かをもたらす。ファム・スールは彼女の側で飲む。どちらかが胃の中身ではなく魂の中身を失うまで、ラウンドは続く。
3本のボトル
これまでに出ている映像では、ボトルに数値が刻まれている。あるスクリーンショットでは9、1、1がカウンターの後ろに並んでいる。数字は見えていて、液体は見えていない。この3本の違いが、そのまま判断のすべてになる。
ラウンドはその後、画面に表示されるボーナス計算として解決される。基礎スコア、種類による倍率、ハウス補正、そして最終的な数値だ。同じスクリーンショットでは基礎スコアが11——3本の合計——で、種類ボーナスがそれを1.5倍にし、ハウスの特殊効果はゼロ、ラウンドの支払いは+16になっている。
よく読むと、設計意図が見えてくる。3本のボトルは3つの独立した賭けではなく、ひとつのプールであり、そこから選ぶことでプールがひとつの数値に変換される。9、1、1の並びは3、3、3の並びより価値が高い。つまりラウンドの気前のよさは選ぶ前に決まっていて、選ぶという行為は、その気前のよさのどこを飲むかを決めることになる。
盤面
両プレイヤーのスコアボードには、カウンターが2つ縦に積まれている。
上の数字は使える量だ。ラウンドが支払いを出すたびに増え、酩酊トリックのカードはここから引く。たとえばTripleのルール変化は獲得するコインも使用するコインも3倍にするが、それは使うコインがなければ脅威にならない。
下の数字は酩酊度で、一方向にしか動かない。そしてカードの前提条件でもある。あるクリップに出てくるCheckのカードは、プレイするのに酩酊度1を要求する。つまり自分を殺しつつある資源が、選択肢を解放する資源でもあるのだ。
盤面の上にはラウンドとターンのカウンター。下にはドクロの印が付いた累計があり、これは今の手ではなく一夜全体でどちらが先行しているかを決める。
「酔う」が演出ではなく仕組みである理由
酒を題材にしたゲームの多くは、酩酊度を画面エフェクトとして使う。このゲームではどちらかといえば第二の通貨に近く、2つの通貨が互いに交換されるように設計されている。
しらふのままだとカードの選択肢は狭く、できることは限られるが、テーブルの主導権は握れる。酔えばカードが解放され、ルールは自分に有利に曲がり、そして何が起きているかを読む力が落ちる。スタジオ自身が「飲めば飲むほどルールが壊れていく」と説明していて、映像もそれを文字どおり裏づけている。ルール変化とは、あなたが解放していくものだからだ。
ゲーム全体はこの緊張の上に載っている。しらふを貫いて勝つことはできない。しらふのプレイヤーは悪魔に勝つ道具にたどり着けないからだ。かといって好き放題に飲んでも勝てない。その道具を与えてくれるメーターは、一夜を終わらせるメーターでもある。
ルール変化
ラウンドの途中、名前と一行のルールを載せたバナーが落ちてくる。ひとつの例は Triple — 獲得するコインと使用するコインが3倍になる というものだ。
このバナーの名前が重要だ。ランダムなイベントではない。画面の隅に、Femme's Deception という見出しの下に同じ単語が出ている。つまりそのルール変化は彼女が切ったカードだということになる。彼女のデッキが天気で、あなたのデッキが傘だ。
彼女の欺きにはそれぞれ名前がある。あるクリップではTriple、別のクリップではAstarquila。どれもラウンドの残りのあいだ、ルールをひとつ書き換える。何が変わったのか、そしてそれとどれだけ付き合えばいいのかも、暗に示される。どのカードに金を使って潰し、どれはただ飲み込めばいいのかを見分けるのが技術だ。
1ラウンドで求められること
まとめると、ループは言葉より短い。
- 3本のボトルの数値を読む。このラウンドのプールは固定で、しかも見えている。
- そのプールに対して、どこまで酩酊度を払うかを決める。
- 今のレベルで切る価値のあるカードがあるなら、コインを使って欺きを打つ。
- ファムが生かしている欺きに反応する。彼女はあなたが終わるのを待ってくれない。
- 飲んで、解決して、次はさっきより少し際に近い状態でラウンドを始める。
新しいプレイヤーがはまりやすいのは、2番目を自由な選択だと思うことだ。そうではない。安いボトルを選んだラウンドでは、彼女は高いほうを選ぶ。そして盤面は手と手の間でリセットされない。
ルールについてよく聞かれること
ルーレットはランダムなのか?
一部はそうだ。中身は隠れているが数値は印刷されているので、賭ける前にラウンドの支払いは見えている。ランダムなのは、どのグラスがどれだけの代価を要求するかであって、ラウンドに価値があるかどうかではない。
1回のプレイは何ラウンド続くのか?
公開されていない。映像にもラウンド3までしか出てこない。その間で盤面の数字は速く上がっていくので、一夜は短い——長いキャンペーンというより、エスカレートする数手の勝負に近いのだろう。
最初のラウンドで負けることはあるのか?
設計上は考えにくい。酩酊度のカウンターは低いところから始まり、重要なカードはまだ持っていないレベルを要求する。自分の仕組みを学べるだけ生き延びることを前提にした形だ。
ドクロのコインは何に使うのか?
使うためだ。コインは欺きを切るコストで、ファムのルール変化のいくつかは獲得額と支払額の両方を変える。溜め込むのが正しいのは、今の酩酊度では手札のどのカードもプレイできないときだけだ。
まだ分かっていないこと
正確な得点式、カードの全リスト、そしてボトルの中身がラウンドごとに固定なのか、プールから引かれるのか。どれも示されていない。推測で書けば、1週間で間違いになる。
決まっているのは形のほうだ。3つの数字、断れない一杯、逆向きに動く2つのカウンター、そして自分の番でルールを変える悪魔。
